一般型ケアハウスとは、介護を必要とする高齢者のなかで、60歳を超える方か夫婦のどちらかが60歳を超えていれば入居できる福祉施設である。
メリットには、通常の老人ホームより初期費用や利用料が低く、低所得者でも入居できる点が挙げられる。デメリットとしては、一般型ケアハウスでは、自身の介護度が上がった場合に退去を求められる点である。
一般型ケアハウスは入居施設なので、昼夜で仕事がある。しかし、デイサービスを併設している施設もあり、昼間はデイサービスで過ごし、夜になったら入居施設であるケアハウスに帰ってくるという利用者も多いのだ。
ただ、それでも介護者の仕事は、多々ある。日勤の仕事として、入浴介助や臥床介助からスタートし、食事介助や入居者の健康管理などの仕事がある。夜間にも同様に、多様な仕事がある。
まず大変なのは、約2時間おきに体位交換をしなければならない。そして、オムツ交換や就寝前のトイレ誘導などの仕事もある。ただし、比較的介助を必要としない利用者もいるため、介助をするために頻繁に利用者の部屋を訪れることは少ない。
一般型ケアハウスの利用者は、主に外部サービスである訪問介護やデイサービスに通所する方も多く、様々な介護事情や介護サービスについて学ぶにはとても良い機会を与えてくれる場所であるだろう。そして、外部サービスとの連携で介護プランを組み立てているので、残業や急な業務が入ることが少なく、プライベートの時間が取りやすいという特徴を持っている。